スーパー楕円スピーカー&クリエコンポジット

世界初フルレンジスピーカーユニットで、余裕のハイレゾ対応を実現

■新素材“セルロースナノファイバー”混抄振動板の開発に成功

鉄の1/5の質量でありながら5倍の強度という、スピーカーユニットにとって理想的な特性を持つ最先端のバイオマス素材「セルロースナノファイバー(CNF)」をパルプに混抄した振動板の開発に、世界で初めて成功しました。CDを遥かに超える情報量の高音質“ハイレゾ”サウンドに余裕をもって対応し、力強く低重心でありながらレスポンス良く立ち上がる低音再生を実現すると共に、超高域の再生能力も大きく向上し、ライブ演奏の臨場感や会場の空気感まで再現しています。また、音楽が持つ微細な癒し効果「1/fゆらぎ」の忠実な再生にも、大きく貢献しています。もちろん、通常のCD再生においても、これらの効果が発揮されることは言うまでもありません。

■新理論の吸音材「クリエコンポジット」を採用

ボックス内には、新しい粘性音響工学から生まれた吸音材「クリエコンポジット」が充填されており、大型スピーカーと同等の豊かな低音再生を実現しています。

クリエコンポジット

■10㎝のハイレゾフルレンジユニットが完成

位相特性に優れたフルレンジユニットを採用し、ハイレゾ特有の微細な臨場感も余すところなく再生し、サイズを超えたリアリティを実現しています。さらに、ハイレゾ特性を安定的なものにするため、シミュレーションで形状の最適化を行ない、先端が突出した形状の新開発センターキャップ(特許出願中)に辿り着きました。ユニット取付部のフレームには、高強度のアルミダイキャストを採用し、キャビネットとの確実な接合を実現し、豊かな低音再生に貢献しています。また、防磁設計が施されており、どのような場所に本機を設置されても、スピーカーの磁気が影響することを軽減しています。

「セルロースナノファイバー(CNF)」とは?

鉄と比べて1/5程度の軽さでありながら5倍以上の強度を持つ最先端バイオマス素材です。この新素材、CNFをパルプに混抄することで、低重心でありながらレスポンス良く立ち上がる重低音の再生を実現すると共に、超高域の再生能力もまた大きく向上することに成功しました。

「1/fゆらぎ」とは?

一般に、脳科学的には、音楽が持つ「1/fゆらぎ」という特性が脳の末端神経の血流を促し、交感神経が活発に働くことで“癒し”効果を得られると考えられています。このシステムに使用したフルレンジユニットの設計にあたり、この「1/fゆらぎ」再生には、最初から大きく配慮しています。特に大きな効果が出たのは、CNF配合のノンプレスコーン振動板です。その効果で、ハイレゾ対応の高域をなめらかに伸ばすと共に、重要な低域の力強い再生を可能にし、その抜群のバランスにより、音楽の持つ「1/fゆらぎ」成分が充分に再現されています。